最後に、同じく中大の大黒柱の一人で頼れるエースの森凪くんです。
5000m 13:56.74 (2020-07-08)
10000m 28:22.28 (2020-11-14)
Half 01:02:08 (2020-10-17)
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高校時代は障害走や1500mでもインターハイ出場経験があり、どちらかと言えばトラック、しかも中距離が得意な選手という印象でした。
それが1年時秋からは5000mで組1位を貪欲に取りに行く走りを連発。ロードでも神奈川マラソン、八王子駅伝と連続で結果を出すと、初の10000mでは当時のレギュラーの一角に食い込む好走で、正に覚醒といった様相でした。
そこから2年時の高位安定的な走りは、ファンの方が皆ご承知のとおりです。
チームとしては大苦戦の96回箱根予選会でも、窮地を救う飛び出しでハーフマラソンの結果を残します。そして満を持しての2区出走…のはずでしたが、96回大会は直前で調子を落とし7区区間12位という結果でした。
更にパワーアップした今年は、出走した全ての距離でPBを更新。箱根予選会でもそうでしたが、序盤からとにかく先頭に積極的に食らいつき、表情を歪めながらも食らいつく走りは、見ている者の胸を打ちます。
予想区間
1区、2区
何はなくとも2区ですが、2区以外にあるとすれば、1区が現存の区間記録を基準とした超高速展開になる場合でしょうか。
今年の箱根予選会のような序盤から牽制一切無しの場合、またそれに近ければ近いほど凪くんのスタイルにばっちり嵌る気がしますし、誰が相手でも間違いなく上位で来てくれる、そんな安心感もあります。
とは言え藤原監督が外向けに公言して憚らないように、当然ながら2年越しの2区出走が最有力かと思われます。稼ぐ区間とはならずとも、堀尾くん3年時の2区かそれ以上のイメージは十分可能なため、こちらの出走でも間違いなく序盤の良い流れを作ることができるでしょう。
昨年の7区配置でファンはやきもきさせられましたが、更なる充実で臨む今期は序盤以外の配置はほぼあり得ません。「新生藤原隊の逆襲」の先導役として、役割を果たしてくれるものと期待します。