« 前の記事へ 次の記事へ » 2021年度中央大学陸上部スポーツ推薦合格者が発表by live_ekiden2020年12月11日2020年12月12日 Post Views: 3,465 2021年度のスポーツ推薦合格者が発表されました。例年、箱根駅伝チームエントリーと同時期の発表が恒例となっていますね。今年度は高校陸上界でも記録が盛況です。そのためか、事前にそれとなく噂で聞いていた面々以外にも好記録をひっさげ入学してくれる選手がいるようです。以下、長距離ブロックの合格者の主な記録等を分かる範囲で紹介します。 東海林 宏⼀(⼭形南) 5000m 14:01.97 (2020-12-06 日体大)3000m 8:26.23 (2020-07-23 サマートライアルやまがた)10km 29:14 (2020-11-12 東北高校駅伝)2020ひろしま男子駅伝5区8.5km30位 25:27 2020山形県高校駅伝1区10km1位 29:572020東北高校駅伝1区10km1位 29:14持ちタイムトップは、先日の日体大でPBを一気に15秒以上縮めた東海林くん。公立の進学校ゆえ全国駅伝の実績こそ少ないですが、トラック・ロード共に安定的に強い選手です。特に今年に入ってからの伸びは顕著で、区間2位を1分突き放した圧勝の県駅伝、並み居る強豪校の選手を振り切って好タイムを叩き出した東北高校駅伝など挙げれば切りがありません。大学生活や練習にうまくフィットすれば、1年時の早いうちから活躍が見られそうな予感です。 山平 怜生(仙台育英) 5000m 14:04.18 (2020-07-04 青森ディスタンス)3000m 8:23.53 (2019-04-28 チャレンジミートゥくまがや)10000m 30:04.6 (2020-11-21 いちのせき記録会)2019全国高校駅伝5区3.0km4位 8:402020宮城県高校駅伝4区8.0875km1位 25:04安定の育英ブランドからは、エース格の山平くんが進学です。同校との関係は今後も続くと良いですね。2年時から既に学年トップクラスのタイムを持ち、眞田くんも出走した夏の青森ディスタンス記録会では13分台へ届こうかというタイムで走破しました。秋冬の記録を狙える時期に出走が無いのは少し残念ですが、既に大台を超える力を持っていると思います。昨年の全国駅伝では予想と異なる最短区間を担当、見事に役割を果たしましたが、今年は是非長距離区間やアンカーなどで姿が見てみたいですね。 ⽮萩 ⼀揮(倉敷) 5000m 14:12.20 (2020-09-26 第3回中国実業団)10000m 30:58.88 (2020-11-03 岡山県高校駅伝代替大会)2020岡山県高校駅伝1区10km2位 30:58.882020中国高校駅伝4区8.0875km1位 24:22 こちらも安定の倉敷ブランドから矢萩くんが進学を決めてくれました。昨年の全国駅伝時は層の厚い3年生の控えに甘んじましたが、今期5000mのPBを大幅に伸ばし、最長区間をも任せられるようになりました。まだ5000mの記録が若干先行していますが、10km超、10000mの記録も直についてくると思います。まずは主力として臨む最後の都大路で、活躍してくれることでしょう。 佐野 拓実(洛南)Sponsored Link 5000m 14:14.39 (2020-10-24 全国高校陸上大会)3000m 8:31.78 (2020-12-06 第8回京都陸協記録会)2019全国高校駅伝6区5.0km18位 14:502020京都府高校駅伝3区8.1075km1位 25:002020近畿高校駅伝6区5.0km3位 15:00個人的には一番のサプライズでした。洛南から過去に把握している限りでは内田くん、加納くんが在籍したのみで、かつ両名とも決して活動期間は長くありませんでした。同校の躍進や卒業生の活躍を見るに、繋がりがあれば良いなと思ったことは一度や二度ではありません。さて、佐野くんは2年時の府駅伝6区をとんでもないタイムで走破(14:01)したのが懐かしいですね。(流石に追い風参考的なものだったようですが)大舞台の全国高校陸上で今期のPBを更新。その頃のタイムに実力も追いついてきたという所でしょうか。チームを束ねる主将としての、人間力にも期待大です。 中野 倫希(豊川) 5000m 14:14.67(2020-09-27 東海大)1500m 3:49.71(2020-07-26 東三河支部大会)2020年愛知県高校駅伝2区3.0km1位 8:11豊川からも久しぶりですね。石黒くん以来でしょうか。高2冬から14分30秒台の好タイムを持ってはいたのですが、力を付けている豊川高の厚い布陣の中で駅伝シーズンの出走はありませんでした。今期は1500m3分50秒切の快走に始まり、東海大記録会での5000m大幅ベスト、更に初出走の愛知県駅伝2区ではぶっちぎりの区間賞と、自慢のスピードを遺憾なく発揮しています。大学でどこを軸に置くかは分かりませんが、中距離長距離どちらでも面白い選手だと思います。 阿部 陽樹(西京)Sponsored Link 5000m 14:15.45 (2020-10-24 全国高校陸上大会)3000m 8:10.06 (2020-09-03 山口ナイター)10km 30:02 (2019-10-06 日本海駅伝)2018全国高校駅伝6区5.0km21位 15:132019全国高校駅伝4区8.1075km22位 23:372020年ひろしま男子駅伝4区5.0km42位 15:112020山口県高校駅伝1区10.0km1位 30:18西京も神崎くん以来久々ですね。今期のチームを支えるエースの阿部くんが進学です。とにかく1年時から実績豊富で、担当する距離も徐々に長くなっていくという長距離選手のお手本のような成長ぶりが目を引きます。それに加え、中学時代からの強みであるスピードも更に付いてきています。秋口の3000mでは山口県高校新記録で見事走破。中距離から長距離までバランスが取れた好選手です。 浦⽥ 優⽃(國學院久我山) 5000m 14:29.45 (2019-12-01 日体大)3000mSC 9:09.44(2020-10-25 全国高校陸上大会)10km 30:14 (2020-01-09 赤羽ハーフ)2020年東京都高校駅伝2区3.0km1位 8:352020関東高校駅伝3区8.0km15位 24:21.73雑誌で先に進路情報が明らかになっておりました、ご存知・浦田春生前駅伝監督のご子息です。身内の進学となると色々気を使うかも分かりませんが、まずは決めていただいたことを大いに歓迎したいと思います。中学時代から全国で戦ってきた選手ですが、國學院久我山高時代は一転突き抜けた結果がもう一つという印象だったように思います。しかし、西脇多可駅伝や赤羽ハーフ、全国高校陸上の障害走など突如爆走する瞬間があり、やっぱりこの選手はなにか持ってるのでは…と思わせるものもあります。今期は5000mで何度か跳ね返されているようですが、この壁もいずれ突き抜けるのではないでしょうか。 ⼭⼝ ⼤輔(藤沢翔陵)Sponsored Link 5000m 14:34.55(2020-09-27 東海大)10km 30:23 (2020-02-02 神奈川県実業団ロード )2019全国高校駅伝3区3.0km30位 8:302020神奈川県高校駅伝3区8.1075km6位 26:492020関東高校駅伝3区8.0km20位 24:30.62藤沢翔陵からは二井くんの卒業以来でしょうか。彼のように、長距離ブロックの歴史に大きな足跡を残してほしいものです。全国駅伝では最短距離、今期は長距離区間で若干苦戦気味という印象ながら、10kmのベストは30分30秒切ということで安定感が増せば面白いのではないかと思います。5000mPBとロードのバランスが、昔の中大の新入生で良く見たタイプ(4年かけかなり伸びる感じの)なので、そういう意味でも大学での成長を期待したいですね。 川田 涼(水城) 5000m 14:40.26(2020-07-27 茨城県高校夏季)3000m 8:31.16(2019-07-06 伊勢崎ナイター)2019全国高校駅伝2区3.0km24位 8:282020関東高校駅伝3区3.0km9位 8:37.46川田くんは水城高校のレポートを追う限りでは、今期の出走は少し少なめのように見えます。2年時夏ころの3000mの記録と、今期数少ない機会の5000mPBが夏の時期ということで、記録はもう少し上を狙えるかもしれませんね。関東高校駅伝で復帰となりましたが、都大路でも出走を期待したいところ。 桑原 悠輔(愛知) 5000m 14:41.55(2020-09-27 東海大)3000m 8:25.8(2020-09-21 豊川TT)3000mSC 9:17.47(2019-06-22 東海高校総体)桑原くんも雑誌で先に発表されていましたね。手元調べでは駅伝への出走は無い?かもですが、2年時に障害走でインターハイに出場しています。ベストを記録した東海高校総体は5着でしたが、このときの1着が当時韮山高校3年の大澤くんということで、何かしらの縁を感じます。そして奇しくも入学決定時の持ちタイムがほぼ同じということで、伸びを期待してしまいますね。今期3000mをなかなかのタイムで走破しているのも見逃せません。 合格おめでとうございます 最初に言うべきでしたが改めまして。この度の合格誠におめでとうございます。各々の4年間の大学生活、そしてそれ以降の活躍も大いに期待しています。私も大変に微力ながら、記録まとめなどでそのお手伝いをさせて頂ければ幸いです。 ブログ内関連記事 2022年度中央大学陸上部スポーツ推薦合格者が発表 2023年度中央大学陸上部スポーツ推薦合格者が発表 2024年度中央大学陸上部スポーツ推薦合格者が発表 第97回(2021)箱根駅伝予選会 中央大学結果考察+全大学スプリットタイム表 第97回(2021)箱根駅伝 中央大学チームエントリー考察1 (4年生) « 前の記事へ 次の記事へ »