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第97回(2021)箱根駅伝 中央大学チームエントリー考察1 (4年生)

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チームエントリー発表からの週明け、いよいよ箱根駅伝本戦まで20日を切りました。

熱心なファンの間では俄然区間配置予想が盛り上がる時期ですが、私個人の考えとしては選手の目にも入る場所ではっきりと「区間予想に入ってない君は控えだね」…などと断ずるのはなかなか勇気がいる作業です。

(※Twitterやブログなど、各所で情報発信をされている皆様方の楽しみを阻害する意図は決してありません。ただ、www上で時節見かける「選手=区間配置の駒」としか見ていないような愚劣な記述は、厳に慎むべきと考えています。)

とはいえチームエントリーについてなんら発信をしないのも憚られますので、少しやり方を工夫してみようと思います。

以下、各選手の個人成績へのリンクと共に選手の簡単な実績について+当方が考える「配置の可能性がありそうな予想区間」を全てピックアップしていきます。

これだけだと意図が読み辛いかと想像しますが、以下ご一読くだされば私のやりたいことが何となく伝わるのではないかと思います。

本日は学年別で最多5名がエントリーされた、現チームの屋台骨を支える4年生です。

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池田 勘汰(主将)

まずは我らがキャプテン、池田主将。

5000m  14:00.37 (2018-11-11)
10000m  29:06.19 (2020-03-08)
Half  1:02:38 (2020-02-02)

成績一覧はこちら
入学後早いうちから10000m超の長い距離に対応し、学年を重ねることに特にロードの安定感が増してきています。

今期は主将としてチームを引っ張る役割を果たす一方、公式の記録会にはあまり顔を出すことがありませんでした。予選会前・チームエントリー前も姿を見せずエントリーそのものを危ぶむ声もありながら…しかし蓋を開けてみればきっちり間に合わせ、また予選会では後方の集団走をペースメイクかつ自身のハーフ2ndPBで走破しました。

今回も、まず今期のチーム状態でエントリーされたからには出走が十分あると見込んでいます。

予想区間
4区、7区、8区、9区、10区

その上で、出走可能性があるとすれば経験のある4区と9区、また往路予想メンバーとの兼ね合いによっては復路の特殊区間以外全てが挙げられそうです。

精神的・走力的な全ての意味合いから上述のようなスーパーサブ的な役割をも果たせると思いますし、また実際に出走すれば変わらぬ安定感で必ず大仕事を成してくれることでしょう。

畝 拓夢(駅伝主将)

続いては頼れるロード巧者、畝くんです。

5000m 14:11.88 (2020-10-24)
10000m 29:18.23 (2020-11-21)
Half 1:02:42 (2020-10-17)

成績一覧はこちら。
現4年生の中では高校時代最も突出した実績を引っさげ入学。初年度からそれに見合った活躍をしてくれたと思います。登りが得意という触れ込みもあり、1年時から箱根路で主要区間5区を任されます。

2年時に長期離脱する場面もありますが見事復活、上級生になってからは年間を通してポイントゲッターとして活躍してくれました。特にロードの長い距離での安定感は際立っており、出走さえすれば必ず何かやってくれるという信頼感すらあります。

予想区間
5区、8区

そんな畝くんの区間予想に5区以外を挙げること自体ツッコミが入りそうですが、もし5区をこれまでの畝くん並かそれ以上にカバーできる人材の目処が立っているとすれば、8区の中大記録を更新できる可能性が限りなく高い・かつ現状では唯一無二の選手と思います。また、仮に8区をそのくらいのタイムで走破できるとすれば、この高速化の流れにあっても攻めの区間として他校からかなりアドバンテージを取ることができそうです。

ハーフ62分台複数という安定感+ラストの登りという点で2区も頭に浮かんだのですが、5区を中心に据えている選手が2区と2択というのは流石に考えにくいかなと思います。

5区が既定路線という事に疑いの余地はありませんが、いずれにせよ配置に登りの有無が鍵となることだけは確かでしょう。また、出走すれば今度も確実に快走してくれるはずです。

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加井 虎造

次は、遂に目覚めた眠れる獅子こと加井くんです。

5000m 13:58.67 (2020-10-24)
10000m 29:08.09 (2017-12-02)
Half 1:03:00 (2020-10-17)

成績一覧はこちら
元々スピードのある選手とは認識していましたが、入学直後から5000mでかなり安定した成績で走破。また10000mで早くも同年冬に現在のPBとなる29分台一桁をマークし、躍進を期待されます。ところがここから長い距離への対応に苦しみます。トラックで要所要所良い仕事をしてくれる一方、マイルやハーフであと少しの所で跳ね返され…という場面が何度もありました。

今年2020年にようやく花開きましたね。高根沢ハーフ、箱根予選と連続の63分台で距離を克服。満を持して最初で最後の箱根路出走を目指します。

予想区間
3区、7区、10区

とはいえ、箱根予選でも20km以降のみキロ3分7秒とやや失速。出走するのであれば比較的走りやすい区間が良い気がします。下り+フラットな3区、距離は長いものの極端につっこむ必要が無くほぼフラットな10区といった所か。

一般的にイメージされるほど簡単な区間では無いという理解ですが、あとは7区でしょうか。全日本予選でしっかり仕事をしているので、7区の寒暖差や10区の日差しも問題ないかと思います。

コンディション難の学連記録会の結果によってはもう少し選択肢が増えた感もありますが(スピードで突っ込んで粘る6区など!?)、最後の大一番で出走を勝ち取って欲しいと思います。

川崎 新太郎

次は、独特の調整と走り、更には文章力でファンを引きつける川崎くんです。

5000m 14:14.43 (2020-11-23)
10000m 29:08.56 (2019-11-23)
Half 1:03:26 (2020-02-02)

成績一覧はこちら
入学してすぐは1500mで安定した走りを見せていました。この路線からスタートかなと思いきや、いきなり箱根予選会で好走したのは驚きましたね。その後は順調に長い距離へシフトしていきます。現地観戦では驚くような位置取りや刻みなどを幾度となく見せてくれました。2年時の学連記録会で、先頭から遅れたかと思いきやきっちり3分ペースで刻み、落ちてきた選手を大量に抜いていった様をよく覚えています。
その様子から「復路で見たいな」!と思った所で出走した10区の走りも見事でした。

予想区間
7区、8区、9区、10区

例年なら特殊区間以外往復路どこでも…と記したかもしれません。実際に2区10区の出走経験もありますし、両区間とも相応しい仕事をしてくれたと思います。

今期これまでは、昨年のような学連記録会で大幅ベスト!のように順調な調整とはいかなかったようで、本人のブログからもその辺りの苦しい事情が伺えます。よって、好調な他選手を差し置いて往路出走ということは現状考えにくそうです。

とはいえ、箱根路出走者+4年生としての経験値は代え難いものがあり、復路であればどの区間でも区間上位を狙える選手と思います。
気持ちとしては本人希望の10区で区間賞!を実現して欲しいですが、難コースの2区をも乗り切った適応力を考えると、他の区間でも見てみたいですね。

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三須 健乃介

本日最後は、足からラベンダーのいい香りがするらしい(本人ツイート談)三須くんです。

5000m 14:24.42 (2020-10-24)
10000m 28:36.65 (2020-03-08)
Half 1:02:33 (2020-10-17)

成績一覧はこちら
1年時は得意の障害走のPB以外目立った成績はありませんでしたが、2年時から急上昇。箱根予選会、日体大記録会のガッツポーズ付き組1位など連続で結果を残し、見事3区出走を勝ち取ります。
3年時はやや停滞しながらもオフシーズンの神奈川マラソンで見事復活、その後は主力として走る大会全てで高水準の結果を残しています。

予想区間
3区、4区、7区、9区

2年前の3区出走時も、直前の記録会まで好調さを伺えました。今は10000mPB・2ndPB共に28分台中盤ということで、間違いなくその時より力を付けていると思います。
経験のある3区、イメージよりは細かなアップダウンで難しい4区・7区、または復路の要の区間である9区など、往路復路共に軸となる区間どこでも走ってくれそうです。

往路で流れを作るも良し、復路の攻めの切り札になるも良しですね。ただ、10000m・ハーフともにエントリーメンバーでも上位の実力者のため、出走するとすれば往復路早いうちの方がより有り得そうな気もします。

とか言いつつも、個人的には無念のエントリー漏れとなった同期の大森くん、その穴を埋める9区快走を見たい所です。今の三須くんなら70分切も狙えるのではないでしょうか。

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