続いては、哲学する知性派ランナーの中澤くんです。
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中澤くんの存在を初めて知ったのは、学法石川高2年時の東北高校駅伝1区でした。
県大会からメンバーをガラッと変えた学法石川は、強豪校の主力を抑える中澤くんの1区区間賞の走りで見事優勝。
層の厚い学石に、まだこんな選手がいたのか!と驚いた記憶があります。
その年は都道府県対抗駅伝や伊那駅伝などでも大活躍でしたが、3年時はやや怪我に苦しんだでしょうか。
怪我が若干多いもののロードに滅法強い好選手という印象は、大学入学後も変わっていません。
入学直後はなかなか姿を見られませんでしたが、ホクレンの組1位や蔵王クロカンなど存在感を示していました。
そして学年が上がった今年は、Instagramでも継続的に練習が積めている様子を伺え、箱根予選前の西湖ロードでトップとなった時は、いよいよ秘密兵器がベールを脱ぐものとワクワクしました。
その後は正に想像通りか更にその上をも行く活躍。
元来のロードの強さに加え、走るレース全てを全く外さない安定感も加わり箱根路へ挑みます。
予想区間
4区、5区、7区、8区、9区、10区
往路序盤以外ほぼどこでも行けるのではないか、と。
本人希望が8区であること、また蔵王クロカンで圧巻の走りを見せたことからアップダウンはある程度苦にしないのではないかという認識です。
だからといって即5区とはならないでしょうが、ロードでの基本総力も極めて高い選手なので合わせてくれそうな気もします。
状況変化にも対応できる頭の良いランナーなので、難コースの4区や復路要の9区なども任せられると思いますし、距離の不安も無いのでアンカーという可能性もありそうです。
とにかく練習が継続できている限りはこれほど心強いランナーもなかなかいませんね。下級生の頃の畝くんの印象にも近いです。
まずは順当にスタートラインに立ち、この一年の積み重ねをファンに見せて欲しいところです。