1位 吉居 大和(1) 13:38.79 PB U20歴代5位、中大歴代3位、日本選手権A標準突破
なんといっても本日は吉居くんですね。先日のタイムトライアルで13分42秒を叩き出し、学生陸上ファンを賑わせた一方で、タイムトライアルだから…的な声も少なからずありました。
私自身も言いたいことはよく分かるだけに、今日の公式戦でどのくらいのパフォーマンスを見せてくれるか非常に期待していました。
…期待を遥かに超えてきました!
スタート直後からまっすぐ前方へ、3番手と積極的な入りを見せます。400mはペースメーカーが飛び出したため61秒~63秒前後。1000mも2分41秒と早い入りでした。既に集団からこぼれる選手も出てきています。
しかしここから終始先頭付近を譲ることはありません。2000m通過は5分26秒、3000mは8分12秒。既に先頭集団は瓦解しカネボウ長谷川、富士通中村選手と3名のみでした。
ここから中村選手は離れ長谷川選手との一騎打ちに。4000mを11分ちょうどで通過すると、なんと更にスパートしペースメーカーよりも前へ出る場面も。この時点で13分30秒台が見えてきました。
12分39秒でラスト一周、ここから都道府県対抗駅伝で見せた吉居くんのラストスパートが炸裂します。実力者の長谷川選手をこの1周だけで7秒強突き放します!
タイムトライアルの衝撃をも上回る13:38.79 で1着フィニッシュ。 U20歴代5位、中大歴代3位の快記録でした。