第99回箱根駅伝5区定点観測

第99回箱根駅伝定点まとめ、山登りの5区です。
10区に続いて定点が多く、そのコースの特殊性も相まって短い定点間で激しい順位変動が起こります。今大会も特に後半戦で上位と下位に大きな差が生まれました。

定点通過記録と距離は、日テレ公式HPの結果に基づきます。
区間まとめ画像をトップに掲示後、それぞれの定点間順位・氏名・(大学名)・定点間記録・(定点間1kmラップ)・総合記録をまとめていきます。

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5区20.8kmまとめ

5区函嶺洞門3.5km

1位前田 義弘(東洋大学)0:10:32(3:00.6)総合13位
2位阿部 陽樹(中央大学2)0:10:38(3:02.3)総合3位
3位伊地知 賢造(國學院大學)0:10:42(3:03.4)総合5位
4位山本 唯翔(城西大学)0:10:49(3:05.4)総合13位
5位山川 拓馬(駒澤大学)0:10:50(3:05.7)総合1位
5位野沢 悠真(創価大学)0:10:50(3:05.7)総合6位
7位吉冨 純也(日本体育大学)0:10:52(3:06.3)総合16位
OP橋本 章央(芝浦工業大学)0:10:54(3:06.9)総合OP
8位四釜 峻佑(順天堂大学)0:10:55(3:07.1)総合11位
8位伊藤 大志(早稲田大学)0:10:55(3:07.1)総合6位
8位杉本 将太(東海大学)0:10:55(3:07.1)総合8位
11位川端 拳史(東京国際大学)0:10:58(3:08.0)総合4位
12位細迫 海気(法政大学)0:10:59(3:08.3)総合8位
13位新本 駿(山梨学院大学)0:11:00(3:08.6)総合12位
14位新井 大貴(帝京大学)0:11:01(3:08.9)総合15位
15位菊地 駿介(大東文化大学)0:11:04(3:09.7)総合19位
16位脇田 幸太朗(青山学院大学)0:11:05(3:10.0)総合2位
17位吉川 響(明治大学)0:11:07(3:10.6)総合10位
18位相澤 拓摩(立教大学)0:11:08(3:10.9)総合18位
19位山本 雷我(国士舘大学)0:11:09(3:11.1)総合17位
20位冨永 裕憂(専修大学)0:11:26(3:16.0)総合20位

箱根路名物山登りの5区、序盤函嶺洞門定点までは平地込みの3.5km。
ここで突っ込んで入りながらも上りでは失速する…というランナーもいますが、反面上位フィニッシュのランナーも序盤は早めに入ることが多いです。今大会は、前大会の10分30秒台5人というハイペースな入りよりは若干落ち着いていました。

トップは長身ランナーの前田くん。どの区間を走っても安定する職人ですが、今回はチームの危機を救うべく難所の5区を任されました。

新時代の強いメガネランナー、我らが阿部くんは前回大会を3秒上回る入りで、序盤から積極的です。2位の青学大・脇田くんは対象的にゆったり目な入りで、早くも2位3位の差は縮まってきました。

前回好走者では国士大・山本雷くんがゆったりと入っていますが、これは前回大会も同様でした。

5区函嶺洞門~大平台3.5km(7.0km地点)

1位山本 唯翔(城西大学)0:11:26(3:16.0)総合12位
2位阿部 陽樹(中央大学2)0:11:46(3:21.7)総合2位
3位前田 義弘(東洋大学)0:11:52(3:23.4)総合14位
4位山川 拓馬(駒澤大学)0:11:53(3:23.7)総合1位
5位四釜 峻佑(順天堂大学)0:11:54(3:24.0)総合11位
6位伊藤 大志(早稲田大学)0:11:57(3:24.9)総合6位
7位野沢 悠真(創価大学)0:12:01(3:26.0)総合7位
8位伊地知 賢造(國學院大學)0:12:09(3:28.3)総合5位
9位細迫 海気(法政大学)0:12:10(3:28.6)総合8位
10位菊地 駿介(大東文化大学)0:12:11(3:28.9)総合18位
11位新井 大貴(帝京大学)0:12:13(3:29.4)総合15位
OP橋本 章央(芝浦工業大学)0:12:17(3:30.6)総合OP
12位吉冨 純也(日本体育大学)0:12:23(3:32.3)総合16位
13位杉本 将太(東海大学)0:12:25(3:32.9)総合9位
14位川端 拳史(東京国際大学)0:12:26(3:33.1)総合4位
14位山本 雷我(国士舘大学)0:12:26(3:33.1)総合17位
16位脇田 幸太朗(青山学院大学)0:12:27(3:33.4)総合3位
17位吉川 響(明治大学)0:12:30(3:34.3)総合10位
18位新本 駿(山梨学院大学)0:12:43(3:38.0)総合13位
19位冨永 裕憂(専修大学)0:12:51(3:40.3)総合20位
20位相澤 拓摩(立教大学)0:13:02(3:43.4)総合19位

ここから本格的な登りに入ってきます。

後方から追い上げる城西大・山本唯くんが数々の実力者のタイムを大きく上回りダントツの定点間トップに。好調な入りだった前田くん・山学大の新本くんを交わして12位まで浮上します。大平台定点では区間新記録に1秒ビハインド…ではありましたが、この時点で後の快進撃もまだはっきりと把握できてはおりません。

そしてここでも定点2番の阿部くん、定点記録も定点間も前回を上回る快調な走りで、4km過ぎで2位に浮上しました。これに対して抜かれた脇田くんは序盤抑えて入ったかと思われましたが、ペース自体あまり上がっていないようです。

函嶺洞門から定点順位を上げたのは経験者の四釜くん、山川くん、伊藤くん、細迫くん菊池くんあたりでしょうか。山本雷くんも前回同様やはり上りに入ってから定点間順位を上げてきました。

5区大平台~小涌園前4.7km(11.7km地点)

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1位山本 唯翔(城西大学)0:17:04(3:37.9)総合11位
2位四釜 峻佑(順天堂大学)0:17:17(3:40.6)総合9位
3位阿部 陽樹(中央大学2)0:17:22(3:41.7)総合2位
4位山川 拓馬(駒澤大学)0:17:27(3:42.8)総合1位
5位細迫 海気(法政大学)0:17:34(3:44.3)総合8位
6位伊藤 大志(早稲田大学)0:17:44(3:46.4)総合6位
7位前田 義弘(東洋大学)0:17:45(3:46.6)総合13位
8位山本 雷我(国士舘大学)0:17:49(3:47.4)総合17位
OP橋本 章央(芝浦工業大学)0:17:55(3:48.7)総合OP
9位伊地知 賢造(國學院大學)0:17:56(3:48.9)総合4位
9位脇田 幸太朗(青山学院大学)0:17:56(3:48.9)総合3位
9位野沢 悠真(創価大学)0:17:56(3:48.9)総合7位
12位新井 大貴(帝京大学)0:18:02(3:50.2)総合15位
13位川端 拳史(東京国際大学)0:18:07(3:51.3)総合4位
14位吉冨 純也(日本体育大学)0:18:08(3:51.5)総合16位
15位菊地 駿介(大東文化大学)0:18:13(3:52.6)総合18位
16位杉本 将太(東海大学)0:18:17(3:53.4)総合10位
17位吉川 響(明治大学)0:18:41(3:58.5)総合12位
18位新本 駿(山梨学院大学)0:18:47(3:59.8)総合14位
19位冨永 裕憂(専修大学)0:18:50(4:00.4)総合20位
20位相澤 拓摩(立教大学)0:19:08(4:04.3)総合19位

勾配がよりきつくなって苦しい中盤戦、定点間トップはやはり山本唯くん。11km手前では遂にカメラも入りあの「山の妖精」の実況も聞かれました。11位まで順位を上げ、シード圏内も視野に入っています。

続いては実力者で経験者の四釜くん、更に阿部くんですが、山本唯くんは定点間のみで10秒以上定点間2位以下を離しています。

この定点間で総合1位2位の差が最も詰まったでしょうか。山川くんも上位で走っていますが、平地での走力を考えると今後どうなるか、といったところでした。

中位では細迫くんが浮上し伊藤くんが中位キープ。山本雷くんも一気に上がってきました。

学連・芝浦工大橋本くんは序盤から中位キープ。脇田くんはペース自体上がったわけではありませんが、定点間順位を落とした選手が多い中、耐える走りで粘れています。

一方、17位以下は定点間ラップがキロ4分前後と苦しい走りになっています。

5区小涌園前~芦之湯4.1km(15.8km地点)

1位四釜 峻佑(順天堂大学)0:15:03(3:40.2)総合8位
2位山川 拓馬(駒澤大学)0:15:13(3:42.7)総合1位
3位山本 唯翔(城西大学)0:15:14(3:42.9)総合10位
4位阿部 陽樹(中央大学2)0:15:18(3:43.9)総合2位
5位細迫 海気(法政大学)0:15:26(3:45.9)総合7位
6位前田 義弘(東洋大学)0:15:35(3:48.0)総合12位
7位新井 大貴(帝京大学)0:15:36(3:48.3)総合14位
OP橋本 章央(芝浦工業大学)0:15:39(3:49.0)総合OP
8位脇田 幸太朗(青山学院大学)0:15:41(3:49.5)総合3位
9位山本 雷我(国士舘大学)0:15:42(3:49.8)総合16位
10位伊藤 大志(早稲田大学)0:15:47(3:51.0)総合6位
11位川端 拳史(東京国際大学)0:15:49(3:51.5)総合4位
12位伊地知 賢造(國學院大學)0:15:53(3:52.4)総合5位
13位菊地 駿介(大東文化大学)0:16:03(3:54.9)総合18位
14位冨永 裕憂(専修大学)0:16:11(3:56.8)総合20位
15位野沢 悠真(創価大学)0:16:12(3:57.1)総合9位
16位吉冨 純也(日本体育大学)0:16:26(4:00.5)総合17位
17位吉川 響(明治大学)0:16:32(4:02.0)総合13位
18位杉本 将太(東海大学)0:16:49(4:06.1)総合11位
19位相澤 拓摩(立教大学)0:16:49(4:06.1)総合19位
20位新本 駿(山梨学院大学)0:16:55(4:07.6)総合15位

この先400m前後が国道1号線最高点の864mということで、強烈な登りはここまでです。
当然前の定点よりラップを落とす選手が大半、キロ4分を超えるラップも2名→5名とコースの過酷さが伺えます。

上位陣はほぼ安定ですが、順番はシャッフル。前回大会と全く同じように、強烈な登りをほぼ同じラップで刻んできた四釜くんがトップ、同じくペースが安定している山川くんがついに浮上で2番手、山本唯くんもこれに近いラップで続きます。
阿部くんは前回ここで定点間順位を7番手に下げましたが、今回は上位をしっかりキープし、走力の向上がそのまま結果に現れています。

定点順位中位は多くの選手がほぼ同位置をキープする中、帝京大・新井くんが浮上しています。一方で中位をしっかりキープしてきた創価大・野沢くんは一気にペースが落ちた感があります。

5区芦之湯~元箱根2.9km(18.7km地点)

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1位四釜 峻佑(順天堂大学)0:08:33(2:56.9)総合7位
2位山川 拓馬(駒澤大学)0:08:41(2:59.7)総合1位
2位伊藤 大志(早稲田大学)0:08:41(2:59.7)総合6位
4位前田 義弘(東洋大学)0:08:48(3:02.1)総合11位
4位脇田 幸太朗(青山学院大学)0:08:48(3:02.1)総合3位
6位阿部 陽樹(中央大学2)0:08:49(3:02.4)総合2位
7位伊地知 賢造(國學院大學)0:08:50(3:02.8)総合4位
7位山本 唯翔(城西大学)0:08:50(3:02.8)総合10位
9位新井 大貴(帝京大学)0:08:54(3:04.1)総合14位
OP橋本 章央(芝浦工業大学)0:08:56(3:04.8)総合OP
10位菊地 駿介(大東文化大学)0:09:01(3:06.6)総合18位
11位山本 雷我(国士舘大学)0:09:06(3:08.3)総合15位
12位吉川 響(明治大学)0:09:18(3:12.4)総合13位
12位野沢 悠真(創価大学)0:09:18(3:12.4)総合9位
14位細迫 海気(法政大学)0:09:19(3:12.8)総合8位
15位新本 駿(山梨学院大学)0:09:20(3:13.1)総合16位
16位冨永 裕憂(専修大学)0:09:21(3:13.4)総合20位
17位川端 拳史(東京国際大学)0:09:22(3:13.8)総合5位
18位杉本 将太(東海大学)0:09:31(3:16.9)総合12位
19位相澤 拓摩(立教大学)0:09:36(3:18.6)総合19位
20位吉冨 純也(日本体育大学)0:10:01(3:27.2)総合17位

ここからゴール前5km弱は下り基調となり、以降の切り替えで例年大きな差や逆転が生まれます。
上位陣はさすがにこの定点間も早く、また走力の高い選手がこれまでとは打って変わって上位に来るパターンも見られます。

脇田くんは本来6区を予定されていたということもあり、見た目から既に速い雰囲気がありましたがここはしっかり切り替えていました。同タイムの前田くんも、定点間トップ堅持の四釜くんも流石の走り。

伊藤くんは高い走力を発揮しここまで持ってきたようですが、同タイムで切り替えた山川くんの走りは驚きました。トータルの走力では阿部くんに分があると内心考え、放送席の解説通り下りで追いつけるのでは…という考えもあったのですが、ここで1位と2位の差は開き始めます。

1kmラップで見ると、9位新井くん・橋本くんとそれ以降辺りで切り替え方に差が出た感じでしょうか。定点間トップと最下位では、この定点間1kmごとに30秒以上開くという凄まじい差になっています。

5区元箱根~箱根・芦ノ湖2.1km(20.8km地点)

1位四釜 峻佑(順天堂大学)0:06:37(3:09.0)総合6位
2位山本 唯翔(城西大学)0:06:41(3:11.0)総合9位
2位山川 拓馬(駒澤大学)0:06:41(3:11.0)総合1位
4位阿部 陽樹(中央大学2)0:06:43(3:11.9)総合2位
5位伊藤 大志(早稲田大学)0:06:45(3:12.9)総合5位
6位新井 大貴(帝京大学)0:06:47(3:13.8)総合14位
7位前田 義弘(東洋大学)0:06:49(3:14.8)総合11位
7位菊地 駿介(大東文化大学)0:06:49(3:14.8)総合17位
9位脇田 幸太朗(青山学院大学)0:06:50(3:15.2)総合3位
10位冨永 裕憂(専修大学)0:06:51(3:15.7)総合19位
11位伊地知 賢造(國學院大學)0:06:57(3:18.6)総合4位
OP橋本 章央(芝浦工業大学)0:06:57(3:18.6)総合OP
11位山本 雷我(国士舘大学)0:06:57(3:18.6)総合15位
13位吉川 響(明治大学)0:07:01(3:20.5)総合12位
14位川端 拳史(東京国際大学)0:07:08(3:23.8)総合7位
15位野沢 悠真(創価大学)0:07:09(3:24.3)総合10位
16位新本 駿(山梨学院大学)0:07:10(3:24.8)総合16位
17位相澤 拓摩(立教大学)0:07:17(3:28.1)総合20位
18位細迫 海気(法政大学)0:07:21(3:30.0)総合8位
19位杉本 将太(東海大学)0:07:35(3:36.7)総合13位
20位吉冨 純也(日本体育大学)0:08:42(4:08.6)総合18位

ラストは若干のアップダウンと平地、ここの絞り出しでも大きな差が生まれます。

トップ3はこれまでの定点間上位常連。
四釜くんは前回もそうでしたが、ゆったり目な入りから後半の追い込みが凄まじいですね。ここでも定点間トップでした。一旦中位に落ちた山本唯くんもラストしっかり足が残っていて、山川くんと同タイム。阿部くんも秒差で続きますが、1位との差はわずかに開きました。

中位のメンバーはある程度共通していますが、専大冨永くんが長い下り終了以降のペースダウンを最小に抑えて浮上しています。

一方、定点間トップと最下位のラップは更に開き、ここだけで1kmにつき1分差がついています。

5区芦ノ湖FINISH20.8km

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区間順位氏名(大学名)区間タイム区間ラップ総合総合順位総合タイム
1位山本 唯翔(城西大学)1:10:04(3:22.1)9位5:29:08
2位四釜 峻佑(順天堂大学)1:10:19(3:22.8)6位5:27:41
3位阿部 陽樹(中央大学2)1:10:36(3:23.7)2位5:23:40
4位山川 拓馬(駒澤大学)1:10:45(3:24.1)1位5:23:10
5位前田 義弘(東洋大学)1:11:21(3:25.8)11位5:30:42
6位伊藤 大志(早稲田大学)1:11:49(3:27.2)5位5:27:33
7位伊地知 賢造(國學院大學)1:12:27(3:29.0)4位5:27:10
8位新井 大貴(帝京大学)1:12:33(3:29.3)14位5:32:20
OP橋本 章央(芝浦工業大学)1:12:38(3:29.5)OP5:36:52
9位脇田 幸太朗(青山学院大学)1:12:47(3:30.0)3位5:25:13
10位細迫 海気(法政大学)1:12:49(3:30.0)8位5:28:53
11位山本 雷我(国士舘大学)1:13:09(3:31.0)15位5:33:16
12位菊地 駿介(大東文化大学)1:13:21(3:31.6)17位5:31:29
13位野沢 悠真(創価大学)1:13:26(3:31.8)10位5:29:15
14位川端 拳史(東京国際大学)1:13:50(3:33.0)7位5:27:49
15位吉川 響(明治大学)1:15:09(3:36.8)12位5:31:29
16位冨永 裕憂(専修大学)1:15:30(3:37.8)19位5:38:35
17位杉本 将太(東海大学)1:15:32(3:37.9)13位5:31:40
18位新本 駿(山梨学院大学)1:15:55(3:39.0)16位5:33:39
19位吉冨 純也(日本体育大学)1:16:32(3:40.8)18位5:36:33
20位相澤 拓摩(立教大学)1:17:00(3:42.1)20位5:38:51

「山の妖精」の実況に誰もが耳を疑ったかと思いますが、山本唯くんが見事な区間新記録でのシード圏内FINISH。2位四釜くんも後半の追い上げが素晴らしく、同じく区間新での2位。

阿部くんは全ての定点間タイムが前回を上回り、1分以上タイムを短縮してきました。指揮官の意図としては序盤抑えて芦之湯以降勝負のつもりが、突っ込んで入ってそのまま芦ノ湯も切り替えて押し切った形でしょうか。素晴らしい走りでした。
それでも詰めさせなかった山川くんは天晴れというほかありません。ここまでが70分台です。

上りをしっかり中位でまとめてラストの切り替えがうまかった前田くん、伊藤くんが続きます。伊知地くんは序盤の上りのハイペースから、なんとか落ちきらずにしっかりまとめてくれました。ここから12番手くらいは、全てでは無くとも定点間を中位くらいで走れていた選手です。

14位15位で1分以上の開きがあります。山の攻略の得手不得手もありそうですが、この分岐点すなわち73分台くらいで走れるか否かは、一つの目安と言えそうです。