コロナ禍の中規模縮小にて開催された日体大記録会10000mは、しかし例年様に…はたまた例年以上の記録ラッシュとなりました。いつもながら、開催に尽力頂いた関係各位の皆様方には心より御礼申し上げます。
1位 リチャード キムニャン(日立物流) 27:01.74
2位 ジョナサン ディク(日立物流) 27:01.95
3位 吉居 大和(中央大学) 28:08.61 PB 中大新記録・U20日本学生歴代3位
4位 今井 篤弥(トヨタ自動車九州) 28:09.19 TR5
5位 池田 耀平(日本体育大学) 28:10.57 TR5
6位 藤曲 寛人(トヨタ自動車九州) 28:10.79
7位 天野 誠也(自衛隊体育学校) 28:11.55
8位 改木 悠真(トヨタ自動車九州) 28:11.76
9位 今井 崇人(旭化成) 28:14.65
10位 森 凪也(中央大学) 28:22.28 TR5 中大歴代3位
11位 佐藤 諒太(警視庁) 28:23.27 TR5
12位 河東 寛大(國學院大學) 28:25.57 TR5
13位 桃澤 大祐(サン工業) 28:26.88
14位 木付 琳(國學院大學) 28:27.59 TR5
15位 小松 陽平(プレス工業) 28:47.04
16位 松岡 竜矢(日本大学) 28:47.63 TR5
17位 中山 凛斗(立教大学) 28:50.52 TR5
18位 吉原 遼太郎(拓殖大学) 28:56.37 TR5
19位 高橋 尚弥(安川電機) 28:56.41 TR5
20位 牛山 純一(CITY RUNNER) 29:02.19 TR5
21位 福村 拳太(ラフィネ) 29:03.00 TR5
22位 岩室 天輝(日本体育大学) 29:15.46 TR5
23位 上村 直也(皇學館大学) 29:16.35 TR5
24位 杉山 魁声(筑波大学) 30:17.52 TR5
25位 森井 勇磨(ひらまつ病院) 30:59.12
事前エントリーでは6組に森凪くん、8組に吉居くんということで調整走か何か?と思いましたが、当日の速報サイトでは順当に最終9組にエントリーされました。
当該記録会は7組の時点で既に28分台が多数記録される盛況ぶりで、最終組の2名も躍進が期待されました。
特に森凪くんはPBが29分台ながら、先日の箱根予選会のハーフマラソンにて、10km通過が29分フラットとPB相当。28分台はマストとして、どこまで記録を伸ばしてくるか・・・という点で注目しておりました。
レースの全容は不明ではありますが、結果として両名とも大幅にPB更新。また、Instagram内のインタビューと動画を見る限り、吉居くんは2分50秒~51秒で刻みかつ日本人集団を引っ張る場面もありながら、ラスト2000mでペースアップして最後に突き放すという離れ業でのフィニッシュでした。
またブログでの監督コメントより、日本選手権5000mを見据えてのポイントという位置づけだったということで…。
どこから突っ込んだら良いか脳が混乱しておりますが、後半ビルドアップでこれだけの記録を出すわけですから、もう27分台は視野に入っていると考えて良いでしょうね。
森凪くんも当方の想定より大きく記録を伸ばしてきました。狙ったレースは外さないですね。昨年度はここから調子落ちを経験しましたが、今年度は万全な形で本戦へ臨んで欲しいと強く思います。
なお、他大の選手もやはり記録に沸いております。日体大のエース池田くんはやはり強く、また主力に28分台が多数出ています。國學院の主力2選手も、合わせればこのくらいの実力があるということでしょう。
この他影を潜めていた主力を中心に記録を伸ばしてきた拓大、若手が伸びてきた創価大なども成果が目立ったように思います。
他大の動向含め、来週末も学生長距離ファンにとって楽しみな週末となりそうです。