【9/19OB大会結果】東京世界陸上2025Day7 男子5000m予選

世界陸上5000mの舞台に、OB森凪也選手が立ちました。テレビ観戦ではあまり姿を見れなかったものの、3000m以降のペースアップに喰らいつく走りは見事だったと思います。

世界陸上競技選手権大会 東京2025 男子5000m予選1組

1位 Isaac KIMELI (BEL) 13:13.06 Q
2位 Mathew Kipchumba KIPSANG (KEN) 13:13.33 Q
3位 Cole HOCKER (USA) 13:13.41 Q
4位 Nico YOUNG (USA) 13:13.51 Q
5位 Ky ROBINSON (AUS) 13:13.60 Q
6位 Hagos GEBRHIWET (ETH) 13:13.73 Q
7位 Mike FOPPEN (NED) 13:13.97 Q
8位 Etienne DAGUINOS (FRA) 13:14.87 Q
9位 Andreas ALMGREN (SWE) 13:16.38
10位 Santiago CATROFE (URU) 13:17.26
11位 Dominic Lokinyomo LOBALU (SUI) 13:19.57
12位 Narve Gilje NORDÅS (NOR) 13:25.00
13位 Keneth KIPROP (UGA) 13:25.15
14位 Jacob KROP (KEN) 13:28.73
15位 Nagiya MORI (JPN) 13:29.44
16位 Florian BREMM (GER) 13:31.09
17位 Brian FAY (IRL) 13:31.12
18位 Seth O’DONNELL (AUS) 13:34.52
19位 Zhusup SULAIMAN UULU (KGZ) 14:47.40
DNF Kuma GIRMA (ETH)

女子やり投との同時中継で中盤戦の走りはあまり見られませんでしたが、3000mまでは集団後方で我慢の展開、しかし3000m通過は8:14前後と極端に遅いペースというわけではありませんでした。ラスト2000mの叩き合いは流石国際大会ですが、3000m-4000m2:32へのペースアップに森凪選手喰らいつきます。この時点では普段のラスト一周50秒台まで持っていければ、というところでしたが残り800mで離され、15位でフィニッシュ。ラストスパートも勝ちパターンのようにはいきませんでした。

ただ、国際大会特有の叩き合いに挑み、かつ13分20秒台で戻ってきたという点から、この種目での日本人選手の壁を1つ越えてくれたように思います。直前の調整で1500mを2戦連続で走るなど、本人の狙いもフィットしましたね。まずは今日を第一歩として、またこの舞台に戻ってきてくれることを祈ります。

世界陸上競技選手権大会 東京2025 男子5000m予選2組

1位 Biniam MEHARY (ETH) 13:41.52 Q
2位 Jimmy GRESSIER (FRA) 13:41.64 Q
3位 Birhanu BALEW (BRN) 13:41.75 Q
4位 George MILLS (GBR) 13:41.76 Q
5位 Valentin SOCA (URU) 13:41.80 Q
6位 Grant FISHER (USA) 13:41.83 Q
7位 Yann SCHRUB (FRA) 13:42.00 Q
8位 Jakob INGEBRIGTSEN (NOR) 13:42.15 QSB
9位 Gulveer SINGH (IND) 13:42.34
10位 Darragh MCELHINNEY (IRL) 13:42.56
11位 Mohamed ABDILAAHI (GER) 13:44.68
12位 Cornelius KEMBOI (KEN) 13:45.79
13位 John HEYMANS (BEL) 13:47.37
14位 Thierry NDIKUMWENAYO (ESP) 13:47.72
15位 Saymon AMANUEL (ERI) 13:49.43
16位 Jack RAYNER (AUS) 13:49.46
17位 Eduardo HERRERA (MEX) 13:51.29
18位 Harbert KIBET (UGA) 13:52.36
19位 Andrew COSCORAN (IRL) 13:56.95
20位 Jamal Abdelmaji EISA MOHAMMED (ART) 13:58.90
DNF Niels LAROS (NED)

2組目は「極端に遅いペース」で3000mまで推移、その後は2:34-2:24と5分を切るペースでしたね。これが出来る選手はやはりPB12分台の力を持っているんだなあと感じました。

ところで、森凪選手の箱根路の出走成績が大学時からの伸びの指標として取り上げられ、やや違和感を覚えることがあります。賢明な中大ファン諸氏はご存知と思いますが、既に森凪選手は大学2年時から主要大会にチームのエース格として活躍し、10000m歴代記録にも名を連ねる実力者です。4年時は体調不良に苦しんだものの、その後の活躍は言わずもがな。高校卒業時から大学での伸びを知る者としてはさもありなん、という思いで見ています。これからも応援します!