【6/1-2大会結果】第107回日本選手権1500m、5000m、3000mSC

日本選手権とU20選手権に6名の選手が出走しました。一部の種目については日程を合わせられましたので、凄まじい荒天となりましたが久々の現地観戦を決行してきました。
あまりに久々過ぎて実況も取りこぼし写真撮影すら忘れていましたが、以下観戦記としてお届けします。

PBは1つ増え64/125です。

1位 野口 雄大 (トーエネック) 03:44.99 Q
2位 飯島 陸斗 (阿見AC) 03:45.17 Q
3位 河村 一輝 (トーエネック) 03:45.73 Q
4位 中野 倫希 (中央大3) 03:45.93 Q
5位 片山 直人 (山陽特殊製鋼) 03:46.01 Q
6位 市村 朋樹 (サンベルクス) 03:46.39 q
7位 小林 航央 (新電元) 03:46.55 q
8位 井上 大輝 (大阪ガス) 03:46.83
9位 宇田川 瞬矢 (青学大) 03:47.76
10位 竹内 大地 (トーエネック) 03:48.70
11位 大野 聖登 (順天堂大) 03:48.97
12位 山﨑 優希 (KAGOTANI) 03:53.00
13位 安倍 優紀 (東海大) 04:01.85

1位 高橋 佑輔 (北海道大院) 03:46.90 Q
2位 高村 比呂飛 (日本体育大) 03:47.32 Q
3位 館澤 亨次 (DeNA) 03:47.78 Q
4位 森田 佳祐 (SUBARU) 03:47.79 Q
5位 才記 壮人 (富士山の銘水) 03:48.20 Q
6位 馬場 勇一郎 (明治大) 03:50.47
7位 山田 俊輝 (中央大4) 03:50.86
8位 松本 颯真 (東海大) 03:52.66
9位 伊藤 健太 (アスリートエージェント) 03:53.15
10位 栗原 直央 (城西大) 03:53.85
11位 井内 優輔 (筑波大大学院) 03:54.57
12位 森谷 公亮 (Resistance.Sol) 03:59.85
DQ 髙嶋 荘太 (環太平洋大)

予選通過率の高さに定評がある中野倫くん、ラスト1周手前の位置は抜け出せるかどうかやや心配に見えましたが、見事なスパートで決勝進出を決めました。
山田くんは位置取りや飛び出しなどほぼ理想的な形に近いイメージでしたが、上位5名の壁が厚かったですね。ラストの一礼が印象的でした。

1位 塩尻 和也 (富士通) 13:19.85
2位 遠藤 日向 (住友電工) 13:20.84
3位 清水 歓太 (SUBARU) 13:21.18
4位 佐藤 圭汰 (駒澤大) 13:24.29
5位 田村 和希 (住友電工) 13:24.38
6位 塩澤 稀夕 (富士通) 13:24.44
7位 小袖 英人 (Honda) 13:25.93
8位 吉居 大和 (中央大4) 13:27.72
9位 小林 歩 (NTT西日本) 13:30.39
10位 鈴木 芽吹 (駒澤大) 13:31.78
11位 鈴木 塁人 (SGH) 13:33.35
12位 西川 雄一朗 (住友電工) 13:33.76
13位 松枝 博輝 (富士通) 13:35.83
14位 吉岡 大翔 (順天堂大) 13:36.85
15位 伊藤 達彦 (Honda) 13:38.12
16位 浦野 雄平 (富士通) 13:38.65
17位 荻久保 寛也 (ひらまつ病院) 13:39.74
18位 梶原 有高 (コモディイイダ) 13:40.50
19位 池田 耀平 (Kao) 13:40.89
20位 森山 真伍 (YKK) 13:42.00
21位 吉居 駿恭 (中央大2) 13:42.96
22位 服部 大暉 (トヨタ紡織) 13:50.01
23位 石原 翔太郎 (東海大) 13:53.16
24位 坂東 悠汰 (富士通) 13:54.47
25位 上野 裕一郎 (セントポールクラブ) 14:00.20
26位 田村 友佑 (黒崎播磨) 14:04.48
27位 阿部 弘輝 (住友電工) 14:13.54
28位 横田 玖磨 (トヨタ自動車九州) 14:20.23
OP ベナード コエチ (九電工) 13:24.14
OP クレオファス カンディエ (三菱重工) 13:28.59
DNF 大迫 傑 (Nike)

吉居兄弟揃い踏みでのCユニ日本選手権出走、しかもスタートラインが隣ということで、これを見に来ただけでも充分価値があるなと思われます。

スタート直後に積極的な位置取りを見せたのは、意外にも吉居駿くん。400mの入りは63秒、1000mも2分40秒と大舞台での自己ベストを狙ってかの入りでした。吉居大くんも同じく6-7番手の好位置。ただ、吉居駿くんは2000m付近から早くも後退し始めます。

ここで、走る監督上野選手が同じく前方へ。3000m付近では一時トップに立ち、7分台での通過と見せ場を作り会場も大盛りあがり。上野監督は残念ながら以降下がりますが、塩尻・遠藤選手が先頭集団を引っ張る中で吉居大くんは集団内を常にキープ、4000m地点では集団の人数が絞られましたが、まだ後方でしっかりついていました。

ここで塩尻選手が飛び出すと集団もペースアップ、吉居大くんは後方でなんとかつくという形ですが、傍目にはまだいけそうな雰囲気もありました。残り1周を12分26-27秒前後で通過。ラスト1周伸びればPBも或いはという展開でしたが惜しくも届かず、しかし残り半周は見事なスパートを見せてくれました。大舞台での2ndPbで見事入賞です。

離れるのはやや早かった吉居駿くんですがこちらも自身の2ndPBとも遜色ない記録です。兄弟揃ってのレースで、確かな爪痕を残してくれました。

第39回U20日本陸上競技選手権大会男子3000mSC決勝(6/2)

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1位 柴田 大地 (中央大1) 08:55.30 PB
2位 辻本 桜寿 (浜松開誠館高) 08:55.64
3位 黒田 然 (玉野光南高) 08:57.50
4位 湯田 陽平兵 (法政大) 09:01.88
5位 矢嶋 大悟 (東京農大二高) 09:02.65
6位 林 祐正 (法政大) 09:03.05
7位 小林 周太郎 (明治大) 09:04.10
8位 南葉 聖琥 (山梨学院大) 09:06.66
9位 山室 陽太 (日本大) 09:08.04
10位 加藤 竜聖 (東海大) 09:08.91
11位 鬼塚 大翔 (明治大) 09:15.20
12位 片桐 貫太 (十日町市陸上競技協会) 09:15.28
13位 原田 颯大 (立教大) 09:25.51
14位 天瀬 海斗 (日本体育大) 09:56.99

4月のレースから間があきましたが、柴田くんが大舞台で力を発揮してくれました。

集団の前方外側付近を常にキープ、集団の様子を伺いながら満を持して残り1周半で先頭へ、ラストはスパート勝負で突き放すという文句なしの展開でした。1位を競った辻本くんは障害走も1500mも早い選手、残り100mの勝負は見応え充分でした。

2000mは6分3秒での通過でしたが、フィニッシュタイムはPB更新の8分55秒。残り1000mの上げ方も見事でしたね。

1位 河村 一輝 (トーエネック) 03:38.45
2位 高橋 佑輔 (北海道大大学院) 03:38.69
3位 森田 佳祐 (SUBARU) 03:38.75
4位 才記 壮人 (富士山の銘水) 03:39.58
5位 館澤 亨次 (DeNA) 03:40.38
6位 野口 雄大 (トーエネック) 03:41.15
7位 飯島 陸斗 (阿見AC) 03:44.00
8位 高村 比呂飛 (日本体育大) 03:44.22
9位 小林 航央 (新電元) 03:45.41
10位 市村 朋樹 (サンベルクス) 03:48.02
11位 片山 直人 (山陽特殊製鋼) 03:49.03
12位 中野 倫希 (中央大3) 03:54.48

現場で見ていましたがすごいレースでした。

野口選手が集団をかなり速いペースで引っ張り全員が縦長でついていく展開。どこまで行けるかという目で見ていましたがペースは一向に落ちず集団が2つに分かれ、ラスト一周では5名が先頭を争います。
結果4位までが3分40秒切、うち3名が大会新記録というレベルの高さ。

中野倫くんは後方待機からどこまで上げられるかというところでしたが、日本選手権の高い壁に昨年同様及びませんでした。大学での1500m戦線はここまでという話もあるようですが、どうでしょうか。

第107回日本陸上競技選手権大会男子3000mSC決勝(6/2)

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1位 三浦 龍司 (順天堂大) 08:21.41
2位 砂田 晟弥 (プレス工業) 08:26.36
3位 菖蒲 敦司 (早稲田大) 08:28.16
4位 小原 響 (青学大) 08:32.05
5位 潰滝 大記 (富士通) 08:32.41
6位 新家 裕太郎 (愛三工業) 08:34.92
7位 青木 涼真 (Honda) 08:37.39
8位 滋野 聖也 (プレス工業) 08:37.97
9位 松本 葵 (大塚製薬) 08:41.68
10位 村尾 雄己 (順天堂大) 08:43.32
11位 楠 康成 (阿見AC) 08:45.58
12位 浦田 優斗 (中央大3) 08:53.97
13位 吉田 光汰 (埼玉医科大G) 08:57.30
14位 中込 空 (山梨学院大) 08:57.74
15位 大吉 優亮 (帝京大) 09:09.41
DNF 荻野 太成 (旭化成)

今季絶好調の浦田くんが初の大舞台に挑みました。いつも通り後方待機、1000m付近からじりじりとポジションを上げていく得意の展開でスタート。

1400m手前では入賞圏内に浮上。三浦くんが飛び出し2人がついていくと、それを追う後方集団の先頭が浦田くんという、ファンとしては興奮を隠せないすごい展開に。ただそのすぐ後で、前を行く青木選手の転倒がありそこで横にポジションが流れたでしょうか(未確認)?徐々に後退し、苦しい走りになってしまいました。

しかし中盤の仕掛けは見事、アクシデント込みで無ければどこまでとも思わせるものでした。