【1/3大会結果】第97回箱根駅伝復路・総合

第97回箱根駅伝無事終了しました。
駒澤大学の10区大逆転、劇的な幕切れでした。
新戦力の台頭、新たなスターの誕生、陸上生活集大成の走り、走る選手それぞれにあるドラマを堪能させて頂きました。

沿道に集まった観客とも呼べぬ何かに苦言を申したい気持ちはありますが、そういった人がこの記事を目にする機会も無いと思いますのでやめておきます。

来年度も各種陸上大会が平穏無事に開かれることを切に願います。

往路復路総合

総合1位 駒大 10:56:04
総合2位 創価大 10:56:56
総合3位 東洋大 11:00:56
総合4位 青学大 11:01:16
総合5位 東海大 11:02:44
総合6位 早大 11:03:59
総合7位 順大 11:04:03
総合8位 帝京大 11:04:08
総合9位 國學院大 11:04:22
総合10位 東国大 11:05:49
総合11位 明大 11:06:15
総合12位 中大 11:07:56
総合13位 神奈川大 11:08:55
総合14位 日体大 11:10:24
総合15位 拓大 11:10:47
総合16位 城西大 11:11:20
総合17位 法大 11:13:30
総合18位 国士大 11:14:07
総合19位 山学大 11:17:36
(総合19位相当) 関東学生連合 11:18:10
総合20位 専大 11:28:26

往路総合(再掲)

1位 創価大 5:28:08
2位 東洋大 5:30:22
3位 駒大 5:30:29
4位 帝京大 5:30:39
5位 東海大 5:31:35
6位 東国大 5:32:06
7位 順大 5:33:31
8位 神奈川大 5:33:40
9位 國學院大 5:34:52
10位 拓大 5:35:01
11位 早大 5:35:12
12位 青学大 5:35:43
13位 城西大 5:35:44
14位 明大 5:36:03
15位 日体大 5:36:38
16位 法大 5:37:14
17位 国士大 5:37:48
18位 山学大 5:38:38
19位 中大 5:39:17
(20位相当) 関東学生連合 5:45:46
20位 専大 5:49:56

復路総合

1位 青学大 5:25:33
2位 駒大 5:25:35
3位 中大 5:28:39
4位 早大 5:28:47
5位 創価大 5:28:48
6位 國學院大 5:29:30
7位 明大 5:30:12
8位 順大 5:30:32
9位 東洋大 5:30:34
10位 東海大 5:31:09
(11位相当) 関東学生連合 5:32:24
11位 帝京大 5:33:29
12位 東国大 5:33:43
13位 日体大 5:33:46
14位 神奈川大 5:35:15
15位 城西大 5:35:36
16位 拓大 5:35:46
17位 法大 5:36:16
18位 国士大 5:36:19
19位 専大 5:38:30
20位 山梨学大 5:38:58

区間賞

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1区 鎌田 航生(法政大3) 1:03:00
2区 イェゴン・ヴィンセント(東国大2) 1:05:49
3区 石原 翔太郎(東海大1) 1:02:05
4区 ポール・オニエゴ(山梨学大4) 1:02:15
5区 細谷 翔馬(帝京大3) 1:11:52
6区 花崎 悠紀 (駒大3) 0:57:36
7区 佐伯 涼 (東国大4) 1:03:10
8区 大保 海士 (明大4) 1:03:59
9区 石津 佳晃 (創価大4) 1:08:14
10区 石川 拓慎 (駒大3) 1:09:12

1位 駒澤大学 10:56:04

1区15位 白鳥 哲汰(1) 1:03:47
2区7位 田澤 廉(2) 1:07:27
3区2位 小林 歩(4) 1:02:22
4区11位 酒井 亮太(2) 1:04:09
5区4位 鈴木 芽吹(1) 1:12:44
6区1位 花崎 悠紀(3) 0:57:36
7区4位 花尾 恭輔(1) 1:03:55
8区4位 佃 康平(3) 1:04:48
9区6位 山野 力(2) 1:10:04
10区1位 石川 拓慎(3) 1:09:12

13年ぶり7度目の大逆転総合優勝、誠におめでとうございます。

若干凹凸があった往路と比べ、復路は全て一桁順位、かつ区間賞も2つということで完璧でした。

前を行く創価大に少しずつ離される場面もありながら、諦めず前を追ったその1秒1秒が10区の大逆転に繋がったと確信しています。花崎くんの6区57分台の滑走から全て繋がりましたね。

復路は全員初出走でこの成績・また全日本との二冠も達成、一年生が超強力布陣ということで強い駒澤大が帰ってきました。他校も強い新入生などで充実するチームがありますが、来シーズンの学生長距離界は駒大を中心に回っていきそうです。

2位 創価大学 10:56:56

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1区3位 福田 悠一(4) 1:03:15
2区6位 フィリップ・ムルワ (2) 1:07:18
3区3位 葛西 潤(2) 1:02:41
4区2位 嶋津 雄大(3) 1:02:49
5区2位 三上 雄太(3) 1:12:05
6区7位 濱野 将基(2) 0:58:49
7区2位 原富 慶季(4) 1:03:12
8区8位 永井 大育(3) 1:05:10
9区1位 石津 佳晃(4) 1:08:14
10区20位 小野寺 勇樹(3) 1:13:23

復路後半強いことはある程度見えていましたので、6区濱野くんが58分台で来た時点でこれは決まりかもな、と思いました。原富くんが突き放し、永井くんもリードを守ります。

極めつけは9区石津くん、あの篠藤さんの区間記録にも迫る快走で優勝が決定づけられたと思いましたが…。10区小野寺くんの走りについて改めて述べることはしません。
今後事あるごとに10区の映像等が使われることが想定されますので、私だったらその重圧に耐えられるだろうかと考えると…。

彼が競技者としてまた立ち直ってくれることを切に願います。

チームとしては、瀬上監督時代からの積み重ねが一気に結実した素晴らしい結果でした。
卒業生の穴もままありますが、来期も強いだろうと思います。

3位 東洋大学 11:00:56

1区9位 児玉 悠輔(2) 1:03:24
2区4位 松山 和希(1) 1:07:15
3区8位 前田 義弘(2) 1:03:55
4区6位 吉川 洋次(4) 1:03:39
5区3位 宮下 隼人(3) 1:12:09
6区14位 九嶋 恵舜(1) 1:00:05
7区12位 西山 和弥(4) 1:04:54
8区2位 野口 英希(4) 1:04:15
9区7位 小田 太賀(4) 1:10:08
10区9位 清野 太雅(2) 1:11:12

往路は安定的な繋ぎで2位折返しでしたが、復路は少し躓きましたかね。

7区蝦夷森くんに変えて西山くんと勝負に出ましたが、復路逆転優勝を狙うにはここがポイントでしたね。

結果は奮いませんでしたが、ここを64分台でなんとかまとめた事で、アンカー清野くんのラスト抜き返しに繋がったと思います。6区九嶋くんも順位こそ中位以下ですが、59分台に届く位置ということで、来年の山登り下りは心配無さそうです。

強力な新入生を毎年安定的に確保しているチームでもあるので、また良い循環が戻ってくればと思います。

総合4位 青山学院大学 11:01:16

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1区6位 吉田 圭太(4) 1:03:18
2区14位 中村 唯翔(2) 1:08:29
3区14位 湯原 慶吾(3) 1:04:48
4区4位 佐藤 一世(1) 1:03:09
5区17位 竹石 尚人(4) 1:15:59
6区3位 髙橋 勇輝(3) 0:58:13
7区3位 近藤 幸太郎(2) 1:03:14
8区3位 岩見 秀哉(4) 1:04:29
9区2位 飯田 貴之(3) 1:09:20
10区4位 中倉 啓敦(2) 1:10:17

往路はらしからぬ部分もありながら、やはり仕切り直して流れを作れば強いなという印象でした。
前王者としての面目躍如、また来期にも繋がる結果でした。

6区は勝ちパターンが確立してからは特に失敗が少ない得意区間、ここで一気に滑り出すと、その後も区間賞こそ無いもののいつもの青学大らしい高位安定的な繋ぎ。特に近藤くんの7区が良かったかなと。ここで一気に中位へ上がったことで追撃体制が完全に整ったように感じました。

現2年生と新入生が特に厚い陣容で、やはり次期も王座奪還を狙う一番手だと思います。

5位 東海大学 11:02:44

1区 2位 塩澤 稀夕(4) 1:03:05
2区 8位 名取 燎太(4) 1:07:30
3区 1位 石原 翔太郎(1) 1:02:05
4区 19位 佐伯 陽生(1) 1:05:43
5区 7位 西田 壮志(4) 1:13:12
6区 5位 川上 勇士(2) 0:58:45
7区 6位 本間 敬大(3) 1:04:15
8区 15位 濵地 進之介(2) 1:06:38
9区 9位 長田 駿佑(3) 1:10:22
10区 8位 竹村 拓真(2) 1:11:09

順位変動はありながらも、最終的には往路終了時と同じ位置に戻ってきました。

6区7区と良い滑り出しだったのですが、いずれも逆転優勝を狙うには少し厳しいかなという位置。巻き返しを期待した勢いのある濱地くん、好調の9区長田くんも前を追うには至らず。
安定的にしっかり繋いだものの、復路10位総合5位で満足するチームでは無いだろうなと思われます。

確実に結果を出してくれる・核となる選手が卒業し、戦力ダウンは否めません。とはいえ人材は変わらず豊富なので、ゲームチェンジャーとなった石原くんに次ぐ選手の台頭が待たれるところです。

総合6位 早稲田大学 11:03:59

1区5位 井川 龍人(2) 1:03:17
2区13位 太田 直希(3) 1:08:17
3区6位 中谷 雄飛(3) 1:03:29
4区3位 鈴木 創士(2) 1:03:03
5区19位 諸冨 湧(1) 1:17:06
6区 8位 北村 光(1) 0:58:55
7区 8位 宍倉 健浩(4) 1:04:22
8区 5位 千明 龍之佑(3) 1:04:55
9区 4位 小指 卓也(2) 1:09:28
10区 7位 山口 賢助(3) 1:11:07

いやーよくここまで順位を上げてきたなと。
山登り下りを1年生に託した結果、登りは苦しんだものの下りでは目が覚めるような快走を魅せてくれました。
序盤かなりゆったり入ったので、そこを押していければもっと記録を伸ばせそうですね。

その後は実績のある上級生を中心に安定の一桁リレー。個人的には9区小指くんがポイントでかつ心配な区間でもありましたが、杞憂に終わりました。
アンカー山口くんもゆったりした入りからスパート合戦を制する殊勲賞の走り。

新入生の枠など傍目には心配な要素も見え隠れしていますが、層の厚い3年生が最終学年となる来期、勝負の年になるかなと思います。

総合7位 順天堂大学 11:04:03

1区10位 三浦 龍司(1) 1:03:31
2区10位 野村 優作(2) 1:08:05
3区5位 伊豫田 達弥(2) 1:03:25
4区5位 石井 一希(1) 1:03:35
5区13位 津田 将希(3) 1:14:55
6区2位 清水 颯大(4) 0:58:06
7区15位 小島 優作(3) 1:05:20
8区10位 西澤 侑真(2) 1:05:32
9区11位 鈴木 尚輝(3) 1:10:37
10区6位 原田 宗広(4) 1:10:57

予選会校から唯一のシード権獲得となりました。

復路清水キャプテンの爆走が全てだったのではないでしょうか。数年来6区中位での結果を出しつつもラスト3kmの失速がどうしても目立つ走りでしたが、今回も序盤から思い切った入りでラストもしっかりまとめました。

ここからは層の厚さと持ちタイムからすれば若干数字的には物足りない結果も、安定的に中位で繋ぎシード権は問題ない差に。チームとしてはもう一つ上を、という思いもあったでしょうが、アンカー原田くんは快走でしたね。

往路は全員下級生ということで、比較的若いチームです。厚い2年生世代を中心に、三大駅伝通じて戦えるチームとして来期期待です。

総合8位 帝京大学 11:04:08

1区13位 小野寺 悠(4) 1:03:35
2区12位 星 岳(4) 1:08:16
3区4位 遠藤 大地(3) 1:02:56
4区9位 中村 風馬(3) 1:04:00
5区1位 細谷 翔馬(3) 1:11:52
6区20位 三原 魁人(3) 1:03:11
7区10位 寺嶌 渓一(3) 1:04:28
8区6位 鳥飼 悠生(4) 1:05:06
9区3位 橋本 尚斗(3) 1:09:25
10区11位 山根 昂希(4) 1:11:19

往路終了時も思いましたが、笑ってしまうくらいしぶといチームだなあと、復路を終えた今も思います。

苦手の山登りを克服して、すわ優勝も狙うかという位置でスタートした直後、下りではまさかのブレーキ発進。間違いなく攻めの稼ぐ区間と考えられた経験者鳥飼くんの8区も、思ったよりは伸びず。
9区橋本くんの快走でまた6位までを狙える位置に戻ってきましたが、スパート勝負で残念ながら届かず。

それでも今期の帝京大はどうかな?という個人的な見方は見事覆されました。
全員上級生で固めて安定的に安定的に繋ぐ、という変わらないチームスタイルも素晴らしいです。
それだけにポイント区間をこなした選手の卒業は痛手でしょうが、そこは育成力でカバーでしょうか。
今期について言えばじりじりポジションを下げているのは事実としてありますので、来期は勝負の年になりそうです。

 

総合9位 國學院大学 11:04:22

1区12位 藤木 宏太(3) 1:03:32
2区15位 中西 大翔(2) 1:09:14
3区7位 臼井 健太(4) 1:03:54
4区15位 河東 寛大(4) 1:04:47
5区8位 殿地 琢朗(3) 1:13:25
6区4位 島﨑 慎愛(3) 0:58:39
7区7位 徳備 大輔(4) 1:04:17
8区9位 伊地知 賢造(1) 1:05:19
9区12位 高嶌 凌也(4) 1:11:00
10区3位 木付 琳(3) 1:10:15

全日本の結果を受けてシードを危ぶむ声もありましたが、各区間大きな落ち込みも無い中繋いでアンカー木付主将に渡った時点でひと安心、といったところでしょうか。最後の最後まで主力を残しておける層は健在でした。

前半区間を固める主力も残り、山登りと下りが好成績というのはチームにとって大きいです。
近年の結果を受けて、過去に比べ有力選手が多く入学しているようにも思います。
全日本のシード返り咲きを狙う共に、箱根特殊区間の経験者が最終学年となる来年も楽しみなチームです。

 

総合10位 東京国際大学 11:05:49

1区14位 丹所 健(2) 1:03:45
2区1位 イェゴン・ヴィンセント(2) 1:05:49 区間新
3区9位 内田 光(4) 1:04:06
4区13位 宗像 聖(2) 1:04:30
5区10位 荒井 雄哉(4) 1:13:56
6区 19位 芳賀 宏太郎(4) 1:01:09
7区 1位 佐伯 涼(4) 1:03:10
8区 14位 熊谷 真澄(4) 1:06:28
9区 14位 加藤 純平(4) 1:11:27
10区 12位 杉崎 翼(4) 1:11:29

主力や有力ランナーが複数外れる中で往路は6位フィニッシュ。復路も11位が見える位置での戦いを強いられる苦しい展開でしたが、なんとか守りきった走りは見事でした。

ただ、成績だけを見ると往復路1位が2区間と3区9位以外は全て区間2桁と、いびつな感じはします。
特にシード圏外とのごくわずかな差を考えると、今回に限って言えばヴィンセントくんの規格外の走りが無ければ-との誹りも免れない部分はあるかと。ただ、それを可能にするのも例えば7-10区で崩れることなく粘走できる、チーム作りあってのことです。

駅伝経験のある4年生が大多数卒業ということで、仕切り直しですね。
有力選手が多数入学しているのもあり、来年度どんな戦力が出てくるか楽しみなチームでもあります。

総合11位 明治大学 11:06:15

1区16位 児玉 真輝(1) 1:04:06
2区17位 加藤 大誠(2) 1:09:48
3区13位 小袖 英人(4) 1:04:43
4区7位 櫛田 佳希(2) 1:03:52
5区9位 鈴木 聖人(3) 1:13:34
6区13位 前田 舜平(4) 0:59:46 
7区11位 手嶋 杏丞(3) 1:04:44 
8区1位 大保 海士(4) 1:03:59 
9区10位 富田 峻平(2) 1:10:26
10区10位 長倉 奨美(4) 1:11:17

全日本の躍進から優勝候補の呼び声もありましたが、この位置。事実、山の経験者も残っていますしそう称される資格は十分にあったと思います。

往路からの悪い流れは一旦リセットで、6区経験者の前田くんがうまく滑り出してくれると期待したのですが、やや不発。その後も大保くんの目の覚めるような区間賞を除けば区間二桁に。

果たして明大の持っている本来の力を発揮できたのだろうか-という風にも見え、つくづく流れというものの難しさを感じます。

人材は豊富ですし、今期良い流れにあったのも事実です。来期も大学長距離界の中心にいることは間違いないと思います。

総合12位 中央大学 11:07:56

1区17位 千守 倫央(2) 1:04:17
2区16位 森 凪也(3) 1:09:38
3区15位 吉居 大和(1) 1:05:02
4区8位 三須 健乃介(4) 1:03:54
5区18位 畝 拓夢 (4)1:16:26
6区5位 若林 陽大(2) 0:58:45
7区5位 中澤 雄大(2) 1:04:07
8区7位 三浦 拓朗(3) 1:05:08
9区7位 手島 駿(3) 1:10:08
10区5位 川崎 新太郎 1:10:31(4)

いや往路19位からよくここまでポジションを上げたなと。まさかの往路から仕切り直した復路は一転、6区若林くんのスタートで流れを作ると、後はその流れを各人が全く切らすこと無く区間一桁リレー。
総じて前後のいない単独走をこなしつつも、早い入りから粘るという復路のお手本のような走りを全員が体現。

特にラスト3km若干落ちたものの、10区川崎くんの目標タイムから逆算したかのような正確な刻みは見事でした。

おそらくチームの状態は良かったのかなと。それだけに往路の失速は今から見ても疑問符はつきますが、ここの検証はスタッフ一同に任せることとします。

走力面のみならず精神的な主柱であった4年生が多数卒業しますが、復路の走りを見れば確実に前進していることはよく分かりました。巻き返し、という言葉が適切か分かりませんが、来年度も期待しています。

総合13位 神奈川大学 11:08:55

1区4位 呑村 大樹(3) 1:03:16
2区9位 井手 孝一(4) 1:07:33
3区10位 川口 慧(3) 1:04:25
4区10位 西方 大珠(3) 1:04:07
5区11位 北﨑 拓矢(4) 1:14:19
6区12位 宇津野 篤(1) 0:59:26
7区17位 落合 葵斗(3) 1:05:47
8区11位 安田 響(3) 1:05:37
9区20位 高橋 銀河(1) 1:14:27
10区2位 佐々木 亮輔(1) 1:09:58

惜しかった、その一言に尽きます。
往路序盤の良い流れを区間中位リレーで守りきり、シード権内フィニッシュ。

ただそこからの布陣は傍目にも大丈夫なんだろうかという1年生中心のメンバー。確かに高校時代の実力者揃いも、特にタフな単独走が求められる復路で1年生はどこまで…と思いましたが、蓋を開けてみれば収穫も課題もありといったところか。

6区宇津野くんが守ったシード権内の位置を、上級生が守りきれなかったのも痛手でした。9区高橋くんは終始苦しい走り。
ただアンカー佐々木くんの快走は驚きでした。ひょっとするとこのレベルの結果をある程度見越して、全員配置したのかもしれませんね。

2区5区経験者が卒業するのは痛手ですが、予選会からの順位ジャンプアップは久々の好結果とも言えます。苦しみながらも下級生が経験を積めたのも大きいですね。来年以降面白いチームだと思います。

 

総合14位 日本体育大学 11:10:24

1区8位 藤本 珠輝(2) 1:03:22
2区3位 池田 耀平(4) 1:07:14
3区11位 岩室 天輝(4) 1:04:40
4区17位 福住 賢翔(4) 1:05:31
5区16位 村越 凌太(2) 1:15:51
6区17位 菅沼 隆佑(4) 1:00:22
7区9位 森下 滉太(4) 1:04:25
8区17位 大内 宏樹(3) 1:07:06
9区5位 野上 翔大(4) 1:09:49
10区17位 名村 樹哉(2) 1:12:04

日体大も惜しい結果のチームだったと思います。
往路途中まで良い流れで来ていた所、後半2区間で失速。仕切り直しの重要な6区間ももう一つうまくいかず、7、9区に対し8、10区と飛び飛びの2区間で快走と失速とちぐはぐな成績になりました。

10区名村くんは9区からの流れをうまく引き継ぐ積極的な走りだったのですが、20km以降の失速が悔やまれます。

問題は来年で、今大会だけで見ても箱根経験者が多数卒業します。玉城監督に代わってまだリクルーティングも安定してないかと思いますので、文字通り正念場の年になる予感です。

どういった形でチーム作りをするのかも含め、楽しみ半分不安半分で見守りたいところ。

総合15位 拓殖大学 11:10:47

1区11位 合田 椋(3) 1:03:31
2区5位 ジョセフ・ラジニ(2) 1:07:17
3区18位 新井 遼平(3) 1:06:05
4区16位 佐藤 広夢 (3)1:05:18
5区5位 石川 佳樹(4) 1:12:50
6区18位 佐々木 虎太郎(2) 1:01:04
7区16位 吉村 陸(2) 1:05:21
8区13位 江口 清洋(2) 1:06:17
9区15位 竹蓋 草太(3) 1:11:31
10区13位 工藤 翼(2) 1:11:33

往路は2区5区の快走でシード権内フィニッシュ。復路も拓大としては若い選手の構成も、実力者も多く或いは、と考えていました。

結果としては全て跳ね返される形に。単純な区間順位についてもですが、復路でしぶとい走りをする拓大らしからぬ、序盤からどうも伸びないという選手が多かった印象です。
8区江口くん、10区工藤くんは比較的積極的でしたが、9区竹蓋くんが全く上がってこなかったのは意外でした。

最終的に15位の位置は2区、そして卒業する5区石川くんのおかげ…と称さざるを得ない結果に。
ただ出走した選手の大半は残ります。現メンバーの底上げが急務ですね。

総合16位 城西大学 11:11:20

1区7位 砂岡 拓磨(3) 1:03:21
2区11位 菊地 駿弥(4) 1:08:12
3区17位 菅原 伊織(4) 1:05:28
4区18位 梶川 由稀(4) 1:05:40
5区6位 山本 唯翔(1) 1:13:03
6区11位 野村 颯斗(1) 0:59:11
7区13位 藤井 正斗(2) 1:05:02
8区19位 新井 颯人(1) 1:07:18
9区13位 宮下 璃久(3) 1:11:03
10区19位 雲井 崚太(4) 1:13:02

3本柱を中心に確保した往路13位をどこまで守れるか…という戦いを予感していましたが、前後が離れて走り辛い展開にも関わらず、滑り出しの6-7区は良かったと思います。

8区は1年生にはやや厳しかったでしょうが、9区宮下くんの粘走もありまだ順位は13位を守ります。

それだけに、アンカー雲井くんが序盤から伸びてこなかったのは誤算でした。この区間だけで順位を3つ落とし16位フィニッシュ。

懸念のあった1年生多めの配置は案外うまく回り、逆に脇を固める4年生が失速した…というのは何とも表現に困る結果です。

主力の卒業は大きな痛手ですが、1年生が伸びてきています。ここも神大と同じく来年度楽しみなチームです。

総合17位 法政大学 11:13:30

1区1位 鎌田 航生(3) 1:03:00
2区19位 河田 太一平(2) 1:10:39
3区12位 松本 康汰(2) 1:04:43
4区12位 清家 陸(3) 1:04:09
5区12位 古海 航(4) 1:14:43
6区15位 須藤 拓海(4) 1:00:15
7区18位 田辺 佑典(4) 1:05:54
8区12位 糟谷 勇輝(4) 1:06:09
9区17位 川上 有生(2) 1:12:20
10区15位 中園 慎太朗(2) 1:11:38

記録会に出ないことでどうしても前評判の低くなりがちなチームなのですが、個人的にはもっと上に行ってもおかしくないチームだったと思います。

復路4年生中心の配置は、単独走で前を追うには理想的な形だったのではないかと思いますが、伸び切らなかったですね。1区鎌田くんの流れをうまく引き継げれば、3-5区が悪からぬ成績だったので、もっと違った形になったかもしれません。

箱根予選会では下級生中心にしっかり走れていましたので、来期どんなチームになるか。
1-4区を担った主力の成長も楽しみです。個人的には、高校時代から持ちタイム以上に長いロードを快走する、河田くんのようなランナーには期待しています。

総合18位 国士舘大学 11:14:07

1区18位 山本 龍神(1) 1:04:34
2区2位 ライモイ・ヴィンセント(3) 1:07:09
3区19位 清水 拓斗(3) 1:06:22
4区14位 木榑 杏祐(3) 1:04:38
5区14位 孝田 拓海(4) 1:15:05
6区9位 曽根 雅文(4) 0:59:00
7区14位 荻原 陸斗(3) 1:05:19
8区16位 清水 悠雅(2) 1:06:55
9区19位 三代 和弥(3) 1:13:11
10区16位 綱島 辰弥(2) 1:11:54

往路終了時17位で果たしてどこまで単独走に耐えられるか…と思い見ていました。

6区曽根くんの滑り出しは流石でした。流れを呼び込むだけでなく、総合順位を15位に上げる殊勲賞の走り。

ただそこから前もしっかり見える形ながら、萩原くんがそれらの選手たちを追いきれなかった所で厳しくなりました。その後も走行順で後から来た大学に交わされ、付いていけないという苦しい走りが続きます。

好走したと言って良い5区6区の選手が卒業しますが、箱根予選会巧者になりつつあるのでその点は心配ないでしょう。ただ、そこからの壁を一つ二つ越えないことには、箱根本戦やそれ以外の対外試合でも跳ね返される気がしています。

総合19位 山梨学院大学 11:17:36

1区20位 新本 駿(1) 1:05:04
2区18位 森山 真伍(4) 1:10:19
3区16位 島津 裕太(1) 1:05:13
4区1位 ポール・オニエゴ(3) 1:02:15
5区15位 星野 一平(2) 1:15:47
6区10位 日影 優哉(4) 0:59:06
7区19位 木山 達哉(2) 1:06:15
8区20位 篠原 楓(2) 1:07:58
9区18位 遠藤 悠紀(4) 1:12:57
10区18位 渡邊 晶紀(3) 1:12:42

2年越しの箱根路往路は、オニエゴくんの快走も苦しい位置でのフィニッシュ。
復路一斉スタートの6区日影くんは良い走りでした。
同じく一斉スタート組の中大・若林くんに一時かなり離されるも、走行順で中大・日体大の見える位置でしっかり繋ぎ、反撃開始かと思われました。

残念ながらそこからは続かず、区間下位と復路総合最下位に沈んでしまいました。
9区で襷は途切れたものの、遠藤くんの走りは決して悪くなかったと思います。

復路成績の下位2校がほぼ同水準で並んでいる所を見る限りでは、まだ他校に比べ層や単独走の力という意味で復調途上でしょう。ただ、わずか1年間でV字回復してきたのも事実。トラックのタイムもしっかり伸びてきていますので、これからのチームだと思われます。

関東学生連合 11:18:10

1区10位相当 難波 天(麗澤大4) 1:03:26
2区21位相当 河村 悠(亜細亜大3) 1:11:38
3区18位相当 小島 慎也(中央学院大2) 1:05:31
4区18位相当 中山 凜斗(立教大1) 1:05:33
5区21位相当 杉浦 慧(慶應義塾大3) 1:19:38
6区14位相当 大川 歩夢(東京経済大2) 1:00:04
7区12位相当 小坂 友我(日本大3) 1:04:54
8区12位相当 高槻 芳照(東京農業大1) 1:05:56
9区12位相当 町田 康誠(駿河台大2) 1:10:40
10区6位相当 松川 雅虎(芝浦工業大2) 1:10:50

往路は若干予想外の区間配置もあり苦戦しましたが、復路良かったですね。

単独走でもしっかり走り、走行順で競う場面でも相手を突き放す展開が時節見られました。区間順位以上にタイム面でも、全員見事な走りだったと言えます。

とはいえ各人がこの地位に甘んじるつもりもないでしょう。箱根路で確かに得た経験を今度は母校の襷に込めて、またここへ戻ってきて欲しいと思います。

総合20位 専修大学 11:28:26

1区19位 高瀬 桂(2) 1:04:59
2区20位 茅野 雅博(4) 1:11:30
3区20位 金久保 遥(3) 1:06:42
4区20位 国増 治貴(2) 1:07:30
5区20位 野下 稜平(1) 1:19:15
6区16位 南 里樹(2) 1:00:17
7区20位 成島 航己(2) 1:07:07
8区18位 水谷 勇登(1) 1:07:13
9区16位 辻 海里(4) 1:12:18
10区14位 服部 友太(3) 1:11:35

主力の当日欠場もあり往路から完全に跳ね返されてしまいましたが、復路順位は1つ上を取るなど爪痕は残したのでは無いかと思います。
悪い流れを引きずらず粘走した9区辻くんと10区服部くん良かったです。特に服部くんの粘り、ラスト落ちきらず最後に区間順位を上げたのは今後の糧になりそう。

留学生の入学もあるようで、全く新しいチーム作りが予感されます。まずは連続出場を狙いたい。